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アレルギー性だけじゃない!結膜炎の種類と症状

2020年03月28日
花粉

結膜炎と聞くとアレルギーが関係しているのではないか、と感じますが、実はアレルギー性のものよりもエンテロウイルスなど様々なことが要因で起こる結膜炎も大変多いです。

感染性の結膜炎の場合、ウィルス性結膜炎と細菌性結膜炎があります。ウィルス性結膜炎はアデノウィルスが原因となることが多く、アデノウィルスはアデノウィルス3型やアデノウィルス8型など50種類以上あります。細菌性結膜炎は黄色ブドウ球菌や肺炎球菌などが原因で、ウィルス性結膜炎同様、抵抗力が少ない人、子供に感染することが多いです。

子供に多い咽頭結膜炎(プール熱)はアデノウィルス3型が原因で起こります。高熱が出ることが多く、扁桃腺が腫れて喉が痛くなり、目も真っ赤に充血し目やにが出ます。咽頭結膜炎(プール熱)は飛沫感染や糞便などで感染していくため、学校保健安全法では出席停止になる期間があります。

アデノウィルス8型が原因で起こるのははやり目(流行性角結膜炎)です。はやり目(流行性角結膜炎)は、感染すると約5日ほどの潜伏期間を経て涙が出る、まぶしい、さらさらとした目やにが出るといった症状があります。他のウィルス性結膜炎の中でも症状が重く、痛みを感じることもあり、症状は1週間で治まっていきますが、1か月以上かかってしまうことも多いです。

エンテロウイルス70型が影響しているのは急性出血性結膜炎です。急性出血性結膜炎は、エンテロウイルス70型とさらにコクサッキーウイルスが影響して起こります。潜伏期間は1日と早く、急激に目が痛み、異物感を感じるようになります。その後結膜の充血や結膜下出血が起こりますが、だいたい1週間で治癒していきます。ですが、エンテロウイルスなどが原因の急性出血性結膜炎は、罹患して半年から1年ほど経った後に運動麻痺を起こすことがあるため、注意が必要な症状でもあります。

細菌性結膜炎の場合、黄色ブドウ球菌や肺炎球菌といったものが原因となって起こりますが、感染力ははやり目(流行性角結膜炎)や咽頭結膜炎(プール熱)よりも弱いです。治療として抗菌点眼薬を使用しますが、場合によっては抗菌内服薬も並行して使用されることがあります。きちんと薬を使用した場合は1から2週間で良くなってきます。

ウイルス性結膜炎の場合アデノウィルスに完全に効く薬はないのが特徴です。どちらかと言えば症状を治すというよりも炎症を抑えるといった治療をとることが多く、ステロイド点眼薬などを用いて炎症を抑えていきます。結膜の抵抗力が落ちていることもあるため、予防として抗菌点眼薬を使用することもあるのですが、ウイルスに対して抵抗力がついてくると症状は治まっていきます。無菌性結膜炎よりも長く、3週間から1か月ほどかけて良くなります。

このように結膜炎には様々なことが原因で起き、種類も多いです。目がかゆいからと言って一概にアレルギー性結膜炎とは言えないため自分の判断で点眼薬を使用しないことが大切です。